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アオギリの語り部さん
個人的に、原爆…特に広島の原爆投下で連想する人物といえば、櫻隊の方々(園井恵子さん、仲みどりさん等)、松重美人カメラマン、長田新さんなどが浮かんでくるのですが、数十年の長きにわたり被爆体験の語り部として精力的に活動してこられた沼田鈴子さんという方も、この時期になると思い出さずにはいられません。

沼田さんを知るきっかけとなったのは、図書館で偶然、彼女の半生を綴った本が目に止まったことだったのですが。
探してみたところ、該当する本が2冊あって、読み返さないと目に止まったのはどちらの本だったのか分からない状態です^^;

青桐の下で―「ヒロシマの語り部」沼田鈴子ものがたり青桐の下で―「ヒロシマの語り部」沼田鈴子ものがたり
(1993/04)
広岩 近広

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ヒロシマ花一輪物語―被爆者・沼田鈴子の終わりなき青春ヒロシマ花一輪物語―被爆者・沼田鈴子の終わりなき青春
(1994/05)
川良 浩和、山田 真理子 他

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娘時代に原爆投下で片足を失ってしまい、失意のどん底にいたのを、被爆してもなお枝を伸ばす青桐の姿に元気づけられ、立ち直っていくまでが書かれていて、当時落ち込んでいた私の心にも響くものがありました。

本の中ではあくまで、落ち込んでいて周囲に迷惑をかけたエピソードとして触れられていた話なのですが、
戦後まもない頃、職場の男性にダンスホールへ連れて行かれて、楽しくない気持ちをそのまま態度で表していたら、その男性から
「あんたは甘えてないか?」
と言われてしまったというのが、今でも強く印象に残っています。
本の意図するところとは違いますけれど、いくら娯楽が少ない時代とはいえ足を失った人にダンスホールは無いと思うし、こうした一方的な親切心に晒されることもあったなら、想像以上に辛い思いをされてきたのだなと。


その後もTVの原爆投下特集番組で時折お見かけしたり、反核運動の一環として海外にも行ってご自身の体験を語っていらっしゃるとの情報を聞くたび、その精力的な活動ぶりに感嘆としたものでした。
そして今朝、黙祷を捧げたあと、ふと沼田さんお元気かな?と思って検索してみたところ…。

恥ずかしながら、今の今まで、昨年の7月に亡くなられていたことを知りませんでした。
原発事故のニュースに相当気落ちしてしまわれて、それが体調にも影響してしまったとのことで、おいたわしい以外に言葉もありません。


最近は原発事故関連の話題を書く事は意図的に避けてきましたけれど、原子力への過度の依存は危険という姿勢は変わっていません。
(一部活動家の問題提起手段には疑問を感じていますが)

私個人の力など微々たるものではありますが、それでも、人生の後半生を反戦・反核に捧げた沼田さんの思いを無駄にしない生き方をしたいです。


沼田さんのご冥福をお祈り申し上げると共に、原爆犠牲者の御霊に哀悼の意を捧げます。

ヒロシマの心を伝える会
(沼田さんの証言あり)
http://www.hiroshima-spirit.jp/ja/hibaku/text.php
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2012/08/06(Mon) | ネット以外で思うこと | トラックバック(-) | コメント(2) | page top↑
コメント
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今年も8月がやってきましたね・・・
職場ではオリンピックの話題ばかりみたいでしたが(汗)
私はこのことが頭をよぎりました。

積極的に思い出すことではないかもしれないけれど、
絶対に忘れてはいけないことって、
人生にいくつかあると私は思っていて、
そのうちの一つがこういった体験だと思います。
語り部さんたちの役割の重さが伝わってきますね・・・
原爆にしても満蒙開拓団にしても、
犠牲になるのは一般市民ばかりなのだなという印象です。
誰かが何かの犠牲になる世界がなくなるといいのにな・・・と思いました。
by: nine * 2012/08/06 19:57 * URL [ 編集] | page top↑
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> nineさん

> 積極的に思い出すことではないかもしれないけれど、
> 絶対に忘れてはいけないことって、
> 人生にいくつかあると私は思っていて、

これは人が人として生きていく上で、とても大切なことだと私も思います。
戦争や原爆投下に関しては、同じ過ちを繰り返さないためには
こうした機会に犠牲となった先人たちに思いを馳せることは重要かなと。

今の日本も様々な問題を抱えてますけれど、
国民の犠牲は最小限に。
もしどうしても犠牲を強いることになるならば、
その犠牲は決して無駄にはなさらないよう、政府には求めたいところです。
by: Lumines * 2012/08/07 04:56 * URL [ 編集] | page top↑
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